2017年03月25日

■She is not only pretty, but also bright.

今日も同じジュースを買って飲み干して空にして
ほんとに好きだねと周りが呆れるくらいには
君のことも好きだと知って欲しかった

歯が浮くような言葉もくすぐったい台詞も
慣れない恋愛や間違った知識に後押しされて
恥ずかしげもなく言えていた

そんな子供っぽさや
勢いだけの頼りなさ
気持ちだけが先行する
迷惑な気遣いだとか
何もかもが足りなかった

あの時こう言っていたら
あの時こうしていたのなら
よくある意味のない答え合わせを
自分もするなんて
ふられるまで思いもしなかった

人とは違うと思っていた自分
特別なんかじゃなかった自分
好かれるわけがなかった自分

いつも甘かったジュースはきっと
明日から少し苦くなるんだろうなって
少し大人になることを想像して
もう君に近づくことはできないけれど
人としては少しだけ近づける気がした

帰りの電車の中でイチャついている男女を見て
恥ずかしくないのかと友達と笑いながら小声で話しながら
いつもより長舌になって乾いた喉を湿らせた

空になったペットボトルを握りしめる悔しさの指たちは
無理に悪態をつく口とは違ってとっても正直で
気を緩めたら潤んでしまいそうな瞳には
目薬をさして黙らせる無理強いを
部屋に着くまで繰り返していた
posted by nobu at 21:56|

2017年03月24日

■One day.

今の世界にいる君は好きだ
前の世界にいた君も好きで
次の世界にいる君も好きだ

言えなかったっていう後悔の半分は自分の優しさで
言わなくてよかったっていう半分は自分の強さだと
そんな優しいふりと強がりを足して二で割って眺めたら
世界は案外綺麗じゃなくて君は結構狡くて
ぼくの手はまだ汚れる前だった

君が別れを口にして
まだ好きだよと言ってくれるまでに
君は何回ぼくの知らない顔をして
知らない服と新しい靴を履いて
笑ったことのなかった冗談で笑って
誰の手を取って歩いたんだろう
次会うまでに何人と
同じ部屋で目を閉じ触れ合うんだろうか


この潰れそうになる心を握って支えているこの手は
君の心を優しく支えることも体を強く抱きしめることも
いつか特別なことじゃなくなってしまいそうで
次会う時にはきっとこの手をふることも
差し出すこともしないんだろうなって思っている


言っていない言葉の一つ一つを安っぽく使いまわして
ありきたりな曲のひとつくらいかけた辺りで
今度は別の誰かを好きにでもなれたならば
ぼくの痛みのひとつくらいは背負ってもらえただろうか

君はあとどれだけの世界を生きたら
君のその痛みの全てを誰かへ貸し出して
自分の希望を叶えて楽になれるのだろうか

何もかも貸し出して捨てられた時その時まだぼくが生きていたならば
もうたぶん支える手も支える必要も残ってはいないけれど
たまっていた愚痴くらいは聞こうじゃないか
posted by nobu at 04:07|

2017年03月17日

■It is not that time yet now.

その日に稼いだお金は
いつかのためだとか
今必要だからとか
付き合いだから
残らない理由
使いみちを
あなたに
言えない

今ここにいてここで生きていて
これからもここで頑張るって
弱々しい意志に味方してくれる
そんなあなたがいてくれて

言いたいこと全部が
本当は言い訳だと
認めることには
頑固なほど
抵抗できた

聞きたくない声まで耳に入る電車の中も
たくさん流したきっと綺麗じゃない汗も
どんどん人と自分が嫌いになっていく日
どんどん色んなことが麻痺してくる心身

いつか全てが一気に崩れてしまう危うい生活だけどそのいつかが来ないから
今は大丈夫なんだと小さくない事件もかすり傷程度にしか思ってないのかも

昔人から馬鹿と言われただけで泣いて夜も寝られなくて
人を好きになったり好かれたりだけで鼓動が早くなって
明日の授業が嫌だったり楽しみだったり教科書を並べる
いつからそれが些細なことで流れ作業のように繰り返し
何も感じなくなってしまったんだろうって少し考えたら
それさえも一時の悲しさで通り過ぎていた昨日の思いは
きっとあの人に軽蔑され見捨てられるまで続くと思うの
posted by nobu at 01:52|

2017年03月03日

■self-sacrifice.

君の大事な時間
君の苦しい時間
君の悲しい時間
いつでもぼくは
近くにいるんだ
そう思っていた
そういたかった
そうありたいと

ぼくの大事な時間
ぼくの苦しい時間
ぼくの悲しい時間
いつでも君はなぜ
近くには君はなぜ
いつもいないのか
何度も繰り返して
たくさんの苦悩を
一人だけで過ごす
ただ一人で背負い

最後は何もなかったように
大丈夫だよと嘘を口にする

強さと強がりのかなり強がり寄りな
奥歯を感で口角を上げる時の笑顔に
いつか気付いてほしいって思ったり
昔みたいに弱気を口にしなくなった

強がりと強さのかなり強さ寄りな声を
かっこいいと言ってほしかったりして
張り上げる声はやっぱりかっこう悪く
上手く歌えなかった曲は嫌いになった

上手くいかない恋をした分だけ
上手くいかない人を嫌いになる
人を嫌いになった分だけぼくは
同じだけかっこわるくなってて
好きだと軽く言ってしまうのに
好きだと言われると臆病になる
褒められるとすごく不安になる
嫌われると辛いのにほっとする

嫌われる不安を捨てて嫌われる覚悟を決めたら
人が人へ媚びる姿と丸出しの下心と打算とかが
あまりにも多く感じられてむしろ微笑ましいと
そんな観察をしながら君にそれを感じる前には
君を嫌いになる不安を捨てて覚悟を決めるんだ
posted by nobu at 02:27|