2017年06月23日

■I will try to be able to answer that by next weekend.

3日に1回は聞いているはずの
くすぐったさがわりと好きな曲なのに
今日は音程がいつもとは違っていて
妙に耳障りだったから
最後まで聞かずに停止を押した

きっと疲れていて余裕がなくて
前向きに生きて余裕のあるその歌詞に
昨日までそうだった自分に対して
ただ嫉妬してるだけってことを
いかにも深い理由があるかのように
飾り付けただけのくだらない曲を
今は心地よく聞きたかった

たぶん1週間は聞き続ける
哀れみを噛み締めるための
3週間後には駄作だと
聞くに耐えなくなる曲

好きでい続ける余裕がなくて
余裕のある人に嫉妬して
そんな悲しみを歌にした
いつもは少し見下げていて
報われなくても生き生きしている
そんな自分を今は哀れんでいる

好きな人を煙たがるのも
たぶんそれと似ていた


楽しい時は
今の自分が
本当の自分だと
そう信じて

沈んだ時は
今の自分が
本来の自分だと
そうとしか思えなくて

どっちも自分なのだとは
どっちの自分も認めない


あの、って話出しの声が被っただけで
すごく照れてしまうような純粋さと
寂しさや欲求で寝た後にはすぐ
何とでも言い訳が湧いてくる失くした純情

今でも繰り返しやってきては
そのどっちもがやっぱり
もうひとつは自分じゃないんだと
お互いに言い張って
自分じゃないもう片方の曲を
耐えられず停止させている


どんな選択も
どんな失敗も
君は君なんだからと
そう認めてはありがとうと言われている自分

好きな人へ向けている
言葉のひとつひとつが
否定しているもう片方の自分を
否定したまま許すための
都合のいい妥協案だった


ありがとうと言われない日と
君を煙たがる日は
たぶん同じなんだと思った

たけど

ありがとうと言われた数と
君の外へのびていく好意も
たぶん同じなんだと思った

規約も契約書も罰則もないんだ
恋愛なんてそんなもの

効能も副作用もたいていある薬のように
どっちもひっくるめて飲み込めるように
どっちに転んでも割り切れるように
今はただそれにすがればいいんだと
2周間目に考えた
posted by nobu at 02:45|

2017年06月16日

■He tells circumstantial lies.

たくさんの人を見てきた
自分以外のたくさんの人を
自分以外の全てに嫉妬しながら
自分以外の誰かを見下せないかと
自分以上の不幸はないと思いつつも
自分以外の不幸を期待し探しながら

そんな自分でも
自分以外に触れて触れられて
自分以外の成功に微笑んでいて
自分以外の不幸に悲しんでいた

好きって言葉を我慢して飲み込むことも
その人が辛い時は眠らず言葉を返し続けることも
何をやっていても結局
思っていたほど羨ましいものじゃなくって
考えていたほど幸せってわけでもなかった
それでもなぜだか
こういうのも悪くないって思えてた

友達としてって言葉付けを忘れた
好きだよって届くメッセージに
何日も浮かれていた表情と
今日も元気だねって君の言葉に
しばらくでも幸せだったのは
悔しいけれど確かなことだった

君を忘れる努力と
君以外を好きになる努力
どっちが先に達成できるかの競争に
君を嫌いになる努力は入れないようにして
友達のまま終わる選択は考慮しつつ
保身のメッセージを今日も
2、3時間置きに考えている
posted by nobu at 21:55|

2017年06月07日

■I know my heart will never be the same.

ぼくを気にせず膝を抱え込んだ君を
いわゆる無意識のせいにして
その背中を抱きしめていた

ぼくのにとっては知りたくない
何かと誰かを失った君に対して
ぼくのこの気持ちの中の多くはきっと
友情以外の何かなのだから
無意識に考えないようにした

腕に込めたくなる力の全ては
後からする言い訳を考える努力に充てた


「大丈夫。」とゆっくり振り返えろうとする君を
もう少しだけと言うように抱きしめたままにした


それは今までで一番幸せから遠くて
辛いとか怖いとかの気持ちばかりなのに
このままずっと時が止まればいいのにって
生まれてはじめて思ったかもしれない


好きと好かれてるの確信がまだ
二人の中で繋がっていない間だけは
何もかもが本気で言えて
何もかもが嘘だと言えて
何もかもをなかったことにできて
友達のまま友達に戻れるような気がして
posted by nobu at 02:29|

2017年06月02日

■She'll quite happily go anywhere with anybody if she's invited.

暇さえあれば
時計の針を目で追って
寝る前の羊より多くを数えては
つまらない現実と
つまらない自分に対して
つじつまを合わせるだけが
生きるための作業だと思っていた

暇さえあれば
異性を追っているくらいの方が
この目にも生にも何十倍有意義だろうかと
一瞬そう思いながら過ごした何百倍かくらい後の日

時計よりも少し多く
追っている人がいることに
偽りない自覚を持ってしまった

無意味に生きるだけのぼくを消して
死なないための理由をくれた君は
なぜかいつも
ひとりにならないための努力と
ひとりになりたいための努力とが
折り重なるよに募っていて

何かわからない何かに対して悩んでは
寄りかかるべきではない人たちへ
自分をわざと腐らせるように
寄りかかっては
笑顔を失望を覗かせる

それはまるで
現実と自分を無理やり擦り合わせるような
自分の行動と何か似ている気がした


うまくいかない展開の方が
物語としてはおもしろいのだけれど
うまくいく展開の方が
人生としてはおもしろいけれど

もし全てがうまくいっていたとしても
うまくいくのはいつまでなんだろうとか
うまくいっていることを持続する労力に
幸せがつり合わない日がくるかもしれない


行き先が3方向くらい飛んでいって
落としどころの見つからないもしも話は
ただ時計の針を眺めるだけの
いつもは長く感じる1分を
少しずつ短くしていった

眺める対象が
ただ変わっただけのことなのに

世界の時計の時刻は
忠実で絶対で
進めることも止めることも
戻すこともできないけれど
目が合うことを避けなければ
表情や言葉を交わす偶然があったならば
ぼくの生きる時刻は喜びでのびるだろうか?
君の生きる時刻は驚きで縮むだろうか?

君にとってぼくが幸か不幸か
判断のつかない事情に対して
勢いや思い付きで近づくことは
勇気や努力と言えるのだろうか

目を合わせられない言い訳が
少しまとまってきた頃には
羊を数えることも忘れてしまっていて
昨日も寝付いたのは遅かった


暇さえあれば
君のことばかり考えるぼくは
その対象が別の誰かに変わったとしても
同じように夜を更かすのだろう

今この瞬間は誰だって
見るもの浮かぶものだけに
本気だったというだけなのだと
眺めるものが
昼と夜とで変わるように
月から太陽に
ただ変わっていただけなのだと

将来浮かれそうな自分の
回りくどくして煙に巻く言い訳を
いくつか引き出しに入れていく


まだ名前も知らない君は
必要のなかった未来と
求めていなかった将来を作り
ぼくから生きる建前を奪い
ぼくから死ぬ理由を奪った

そういうことにして
生きることへちょっと前向きになった
くすぐったい自分をごまかして
壊れて動かなくなっている部屋の時計の針を
ほんのちょっと進めてみた


一周してもまだ君が君のままでいたならば
君の生きる時刻がのびようと縮もうと
目を合わせるのも挨拶も拒まれようとも
君の心の檻を抱きしめるために
次の日の朝は部屋を出よう

眠れないのが羊のせいでないように
言い訳が言い訳で終わらないないようにと

気持ちを上に向けて

女の子が自撮りする時上目遣いするような
それくらいの角度でと思ったら
ひとりで笑ってしまった


そう
このままの笑顔で
いつまでもどこまでも
posted by nobu at 23:41|