2017年08月18日

■I acted as if nothing had happened.

リレーで君が
わたしの次になった時
血が指先に巡らなくなるまで
手を伸ばし続けても
襷を渡せなくて

前で走りはじめた君は
あまりにも遠かった


綺麗じゃない
可愛くもない
格好良くもない

この顔は
あらゆる褒め言葉から
かけ離れていと
親を呪ったことも


例えば今日
同じくらい好みの人から
告白されたとして
わたしはどちらかを選ぶのか
どちらも選ばないのか
どちらも選んでしまうのか
そんな想像をして悩んでごまかした日も


叶わないと思いながらも
本当は心のどこかでは期待して
今日考えた告白の言葉の数は
昨日数えた羊の数をこえはじめて
ちょっと悲しくなった日も


4日後はきっと
捻じ曲げた過程と
同情をかう作り話を盛り込んで
ふられたことを遠回しにして
友達かだれかに話してしまうから

今日の放課後までわたしは
嘘つきじゃないわたしのままで
君のことを好きでいたってことを
きっと未来のわたしは忘れてしまうんだ
posted by nobu at 02:29|

2017年08月15日

■I has lied to me again and again.

二人で会っても
三人でで会っても
四人以上でも
最後に手をふるのは
君にと決めている

まだそれでいいんだ

君が知っているわたしはきっと
もう少し一緒になんて言わない

まだ気付かなくていいんだ

君に知られたくないわたしはきっと
まだ行かないでって泣いてしまうことを


友達以上ではあっても
恋人未満にさえ
なってはいないよね

親友って言われることさえ
悲しくなってしまうから
ふたりの関係を確認なんてしない


今日はいつもより
またねって言葉を出し渋って
最後はいつもより
長い間君の背中を見送った


誰もいなくなって
いつものように
ずっと泣くのを我慢する

一度夜が明けたくらいじゃきっと
もう泣かないって我慢することが
できてないような気がしていたから


ため込んだ涙はもう
君の大きな両手からもきっと
溢れ出してしまうね

そんな笑えない冗談に
君が笑ってくれる夢を
枕を出し決めながら願っていた


今はそんな虚しい夢でしか
自分自身を救ってやれる方法が
思いつかなかったんだ
posted by nobu at 00:40|

2017年08月13日

■I could have asked for help, but decided not to.

送ったメッセージの返事を
まだ一ヶ月も先の誕生日プレゼントを待つように
すぐにこないとわかっていても
期待が止められなかった

届いた返事は
ラッピングされたプレゼントをあけるように
楽しみとちょっとだけ含まれた不安に
鼓動が自分自身へ伝わってくる

もう飴のひとつやふたつじゃ
喜べない大人になった今から
いつかは返事のひつやふたつじゃ
喜べない大人に変わるのだろうか

30分毎だったやり取りは
1時間2時間
1日2日と空けていく

冷めたとか飽きたとかじゃなく
だけどいつかそうなるのだろうと
少しでも暖かいうちに
少しでも暖かいまま
届いた言葉を開くことを
惜しんで躊躇ってしまう

いっそこのまま
さっき届いた好きって文字を抱いて
返さないでおこうかと
何度思っては結局返してしまっただろう


本当に大事なものはきっと
心の中に大切にしまっておくことなんてできない

心から離れてしまった時にはじめて
しまっておきたかったものだと気付くのだから


今の好きを
ここへ閉じ込めて鍵をして
その鍵も予備の鍵もどこかへ捨てて
もうどこへも行かないでと
檻の中で誓いをたてられたらいいのに

たぶん離れないけれど
たぶん消えてしまう思いと
たぶん切れはしない絆と
たぶん続かない恋

今君に言ったら
こんなバカな悩みに
一緒に悩んではくれないだろう

怒られてたり
悲しんだり
喧嘩したり

そうなってもいいと思えるほど
今のわたしには
覚悟もなければ
自信もないのだ

ただひとつ

照れ屋で撮りたがらない写真を
明日は勇気を出してお願いしてみよう
posted by nobu at 22:06|

2017年08月05日

■It's a secret, don't give it away to anyone.

ぼくが君以外の子の話をする時は
君は少し目を下に向け
僅かに悲しい顔をした

君は少し強がるように笑って
少し怖がるような声を出し
合格者番号を探すように
目を泳がせて
聞きたかった言葉を耳に
小さく頷いた

それだけで少し嬉しくて
それだけで何か寂しくて

お互いがお互いを好きすぎた二人は
数え切れないほどの思いやりが
傍にいてという言葉をいつも
また今度って言葉に置き換えてしまう

お互いがお互いの好意を探り合って
目の前にいない誰かの話をして
好きでもない相手を
褒めたりけなしたり

この話は秘密だよと
どうでもいい話題の共有を
お互いの心にため込んでしまう


幸せになることと
幸せでいることと
幸せにすることが
違う意味だと履き違えて
お互いを名前で呼び合う以上の束縛を
相手に求めることができなくて
同じ苗字を名乗る日なんて
きっとこないのだろう


だけど
そんなどうでもいい秘密が
二人をつなぐ切れそうな絆に
何錠も鍵をかけていく
posted by nobu at 22:13|