2017年11月10日

■My sheet music, Your music score.

成功した恋の詩

未だに読めない楽譜に
鉛筆でドレミを記入して
マジックでドレミを書いたキーボードに
つたなく指をはわせていく

マニュアル通りの恋愛も
ただなぞるだけの作業で
思っていたよりも
陳腐な音がした


きっと君の楽譜は
書き込まれた参考書のように
新しく取り入れた知識っていう音符が
所狭しとあふれているんだと思った

初めてキスをした時の
慣れた動きの君の唇は
恥ずかしさ以外の
嬉しさ以外の
特別な味がした

君は誰と何回
唇を重ねたんだろうって
そんな思考を消すために
開けたままだった目を
強く閉じて
もう一度キスをした


君も音符が読めない
素人楽譜持ちだったなら
わたしはきっと
顔を赤くして
初々しく笑えたのになんて
少し責任逃れをしてしまう
ちょっとずるいわたし


ごめん

君の望んだ頬を赤めた顔や反応は
たぶんできてはいなかったよね
posted by nobu at 21:50|