2017年11月21日

■Thanks for your hospitality.

悲しいって言葉の意味が
どんなものだったか忘れるまで
記憶の中の君だけを追って
迫ってくる涙を止めた

寂しさで失くした笑顔も
電話越しの声だけは
笑っているように見えただろうか


写真の中でいつも笑っていた君も
どこか強がって見えたのに

この頃は心から笑って見えることを
わたしは喜べないでいる
そんな酷い人間なのだから


わたしの知らない君を見る度に
わたしも笑えるようになるために

画面をなぞると震えてしまうこの手を
今は君が支えてくれないこの手を
支えてもらえるのが当たり前になる前に
気づけてよかったって
そう言い聞かせて
写真をまたひとつ消した

自惚れで気付かない優しさや
嫌われた理由さえわからない鈍感さを
消した分だけ感じながら
posted by nobu at 01:39|