2017年05月26日

■Probably, I can do it by myself.

今日も上手く言えなかった返しと
釣られることも誘うこともできない
今日も一人きりの帰り道は
コンビニが潰れては建ち
人の数も空気の色も
少しずつ変わっていった
変わっていない自分に対して
警告や罰を与えているような
軽くない被害妄想に
確実に増えていく傷が
将来への漠然とした不安に
漠然じゃない意味を持たせた

そろそろ痛みにたえるのも飽きたから
慣れた頷きの数を減らして
慣れないツッコミをやっては
場を変な空気にすることで
荒療治のような自分改革をしては
留まる場所を移していった

笑いの神も数打てば降りてくるようになった時から
なんとなく世慣れして
世間を賢く狡く生きている
昔は嫌いだった人種へ
近づいて楽しくしている自分が
一方で苦しかった

人のいわゆる悲しみとか痛みとか
そういうのから少しずつ遠のいていって
それが楽で心地よいってことが
腑に落ちることが腑に落ちない

きっともうこれから
そういう忘れちゃいけないものを
たくさん忘れていっては
面白おかしく生きている苦悩を
5年後の自分はおぼえてさえいないのだろう

残すと決めたこのノートは
置いた場所さえ忘れるだろうか
黒歴史だとためらいなく捨てるだろうか

あと2,3年後くらいにはきっと
忘れることへの不安と
思い出すことへの不安で
どちらも選ばないって答えを
出すんじゃないかと思っている

二人できた大切な人の
どちらも選ばない結果を出すような
想像だけど結構苦しいだろうことを

だから今はせめて
どっちの携帯電話を買おうかってくらいの
楽しくも悩ましい選択で
どっちを選んでも後で少し後悔するような
ものずごく贅沢で
ものすごくくだらない苦しみを
あと一ヶ月くらいは
前のように一人きりの帰り道で
一人だけで悩み苦しんでおきたい
posted by nobu at 00:08|

2017年05月23日

■Visible and invisible stars.

自分で作った成果も
人からの好意も
全部白けて見える世の中だって
堂々と胸をはって生きている

今はただ
人の笑顔や幸せも
心に留められず生きてるってだけだ

きっと幸せも楽しさも
人と違う色で見えて感じて
ぼくの白は君の黒で
君の青はぼくの赤で

それでもいつか
星が黄色く輝いて
同じに見えるように
うまくまとめられない
これからの命の意味を
義理とか義務とかじゃない言葉で
君や誰かと語っていたい
posted by nobu at 03:46|

2017年05月17日

■What's the passing score for the test ?

行き詰まる度に届けられる言葉は
涙や後悔や反省をにおわせながらも
間違ってないよねっていう
強制同意と見下しが含まれていた

返す言葉の一つ一つには
政治家の失言をつつく記者のような
冷静で冷たい反応があった

恋愛なんて
言って欲しい台詞と
嫌われる台詞の選定で
まるで単語や文法の試験にそっくりだ

何点取れば付き合える?
何点取れたら体を重ねて
何点以上で結婚できて
何点以下で別れるの?

人生の中で一番大切な試験
人生で一番くだらない試験


たぶん5回目
君はたぶん3回目

どこまで行ったらお互い
楽になれるんだろう?

次こそはと10回目をこえた
君はたぶん数えていない

合格したら幸せなのかさえ
考えたり迷ったり悩んだり
そんなことも気にしなくなった

明日は晴れるかどうか
いつもの席が空いているか
あの野良猫と会えるかなんて
そんなことを考えた方がよほど
生きていることが実感できているくらいに

ただただ
点数を取ることだけが目的で
そろそろ
恋愛が作業になってきた頃に
いよいよ
何回目か数えることを止めた
posted by nobu at 23:04|

2017年05月15日

■Speak in superlatives.

人前で話すのは好きじゃない

いっそ全員そっぽ向いていれば
自分に言い聞かせるように
生きてる意味とか日々が幸せだとか
思ってもいないことを口にして
飽きた辺りで着席できるのに

ただの一人でも顔を向けていたら
目を向けていたら
心を向けていたなら
楽しい嘘が言えなくなってしまうから
趣味の合わない悲しい歌の歌詞を
押し付けてしまいそうだから

現実を生きていて
生ぬるい正義と道徳と
世間体の共有で育った歌は嫌いだ
どれもこれも同じに聞こえてきて
それでいて耳障りで
子守唄にもならない

きっと
どうかしてる頭なのは自分の方なんだろうけど
静かに椅子に座った後も見ていた君と
人より高い評価をくれた担任は
もっとどうかしているってくらいに
批判と無関心で枯れた瞳と心を潤わせた

だけど
感謝はしないし
ありがとうとも言わない
そのせいでぼくは
蛙の鳴き声の方が幾分ましな
全員が示し合わせるように歌うつまらない世界を
もうしばらく生きていこうって思ってしまったのだから
posted by nobu at 23:08|

2017年05月06日

■I was embarrassed at my behavior.

わたしが君の名前を口にする時は
もれなく好きって意味が含まれているから
さっき話した将来の夢の中で
わたしは3回好きって言ったことに
君は気付いていないだろう

君がわたしを名前で呼んだ時
3回に1回は聞こえないふりをして
少しでもたくさん呼んでもらおうと
ズルいことをしているって
まさか気付いてないよね?

きっと君と同じ名前の人へは
もれなく好感を持ってしまう
きっとわたしと同じ名前の人へは
もれなく嫉妬してしまうんだ

生まれてはじめてしゃべった言葉は
残念ながら君の名前じゃなかったけれど
はじめて書いた名前も
はじめておぼえた漢字も
はじめておぼえた英語も
何もかも君の名前だったらって

そんなばかなこと考えるくらい好きってことを
恥ずかしげもなく考えてるわたし
posted by nobu at 21:05|