2017年07月21日

■I chickened out because I was afraid you might refuse

今日もひとつ
苦労することをやめた

これはわたしにとって
今一番辛いことで
今までで一番かもしれないし
これから先でも
これ以上ない痛みかもしれない

だけど
それに耐えろと
振り返るなと
逃げるなと
根性がないと
きっと周囲は言うだろう

君だけは味方でいてくれて
どんな状況からも助けてくれて
どんなわたしも受け止めてくれる

そうやって君へ
他愛のない挨拶の後
少し遠回しにして
共感を得るための言葉を
必死に探してる

言葉が途切れそうになると
何となくそれを
君は理解したように
限りなく普通の笑顔に
わずかな苦笑を浮かべて

わたしの言いたいことを
限りなく自然に言わせてくれた

逃げ出しても
それは仕方がないと
そう言ってもらうための
逃げるための理由と
逃げた後の言い訳を
君からたくさん
貰っていたんだ

そんな優しさに
いつしか罪も薄れたわたしも
今度はいつ会えるのか
聞くことには変に臆病で
自分からは聞けなくて


逃げることは必要だと
そう書かれた文章を
本屋で必死に探してた

3冊買ったその本は
自己満足の置物だったけれど
君が400キロくらい遠くに去った後
涙で曇った瞳を拭って
何度も何度も読み返した

他の誰からも言い訳をもらえないことを
いつかとはわからない再会まで
しばらくは思い出したくなかったから
posted by nobu at 23:36|

2017年07月18日

■Ask a nonsensical question and get a nonsensical answer

本当の恋を見つけたと
信じて疑わなかった二人は
相手の幸せを願って
好きを嫌いと言いかえ
結局はお互いを傷つけた

そう締めくくられた小説の結末は
正しいのか間違っているのか
真剣に考えて夜も眠れず
あくびを繰り返していると言ったら
君は呆れるだろうか

美化しすぎた恋愛観で悲しむことも
異性への幻想で苦しむことさえも
ため込んだ理想を少しずつ消費して
もうしばらくはその主人公たちを
綺麗なままで見ていられるだろう

少しずつ少しずつ
惜しむように落ちる
流れの遅い砂時計のようなに

なかなか解けない
真冬に積もった雪のように

ゆっくりゆっくり
気付かないほど僅かに
侵食していく
ゆるやかな渓谷のように

いつしか見飽きた相手でも
異性と会っていたら
嫉妬する夫婦のように
思いが小さくなっても
全部は消えないように

擦り切れるまで読みたかった小説と
飽きるまでしたかった君との恋は
終わりきる前にやめることにした

傷つけるほどの優しさも
思いを焦がす情熱も
そんな幼く陳腐な戯言が
理想から現実になってしまう前に
posted by nobu at 23:30|

2017年07月16日

■Even if I know the truth, you had better pretend otherwise at present.

悩みなんてなさそうって言葉に
ないよって笑って見せて
誰にでもそう言ってみせた

今はもう慣れてしまった口先だけの受け答え

何もかもが不安になる

振り絞って出した会話の返事が
精一杯おどけた言葉の全てが
笑顔で返ってこないと不安になる

自信のあるふりがうまくなったって
自信のなさをなくすこともごまかすことも
同じようにできるわけじゃなく

いつまでも消化できないものを
自分の許しなく体が勝手に吐き出すように
自分の許しなく吐き出される涙が
不安のほんの一握りを持っていってくれて
気が触れそうな毎日は
今日もひとまず
落ち着きを取り戻す


月に一度も行かなくなった
喫茶店の中でさえ
笑顔でいることを
その空間や
そこにいる人や
自分自身が強いているようで
珈琲はいつも
砂糖とミルクを多めに入れて
やっと苦味が和らぐくらいの
子供の頃飲んだのと変わらない
苦い大人の味がする

たくさんの甘さを加えても
甘さは返ってこなかった
苦いだけの体験談は
自分大好きな大人達の味
報われない大人の恋の味

飲みながら携帯を手に取り
何ひとつ取りこぼしのないように
大人達のアドレスのひとつひとつを
一口胃に落ちる度に
丁寧に消していった

何ヶ月か経った頃
ほとんどの大人達を
苦味と不安要素と一緒に
消し終えた

最後に会った時の
楽しく幸せそうな君のアドレスは
目を閉じて耳にイヤホンをあて
最後に一緒に聞いた曲を聞きながら
最後の一口と一緒に
惜しみながらゆっくり消した

消す度に消えていく自分の笑顔は
悲しくも心地よくて
何より自分を楽にして
砂糖とミルクの量は減って
苦味も消えていく

「もう自分で笑わなくていい。」

そう思えた今日は
幸せではないけれど
それでいいと思えた

明日からは
笑わせてくれる人を
気長に見つけることにした
posted by nobu at 12:04|

2017年06月23日

■I will try to be able to answer that by next weekend.

3日に1回は聞いているはずの
くすぐったさがわりと好きな曲なのに
今日は音程がいつもとは違っていて
妙に耳障りだったから
最後まで聞かずに停止を押した

きっと疲れていて余裕がなくて
前向きに生きて余裕のあるその歌詞に
昨日までそうだった自分に対して
ただ嫉妬してるだけってことを
いかにも深い理由があるかのように
飾り付けただけのくだらない曲を
今は心地よく聞きたかった

たぶん1週間は聞き続ける
哀れみを噛み締めるための
3週間後には駄作だと
聞くに耐えなくなる曲

好きでい続ける余裕がなくて
余裕のある人に嫉妬して
そんな悲しみを歌にした
いつもは少し見下げていて
報われなくても生き生きしている
そんな自分を今は哀れんでいる

好きな人を煙たがるのも
たぶんそれと似ていた


楽しい時は
今の自分が
本当の自分だと
そう信じて

沈んだ時は
今の自分が
本来の自分だと
そうとしか思えなくて

どっちも自分なのだとは
どっちの自分も認めない


あの、って話出しの声が被っただけで
すごく照れてしまうような純粋さと
寂しさや欲求で寝た後にはすぐ
何とでも言い訳が湧いてくる失くした純情

今でも繰り返しやってきては
そのどっちもがやっぱり
もうひとつは自分じゃないんだと
お互いに言い張って
自分じゃないもう片方の曲を
耐えられず停止させている


どんな選択も
どんな失敗も
君は君なんだからと
そう認めてはありがとうと言われている自分

好きな人へ向けている
言葉のひとつひとつが
否定しているもう片方の自分を
否定したまま許すための
都合のいい妥協案だった


ありがとうと言われない日と
君を煙たがる日は
たぶん同じなんだと思った

たけど

ありがとうと言われた数と
君の外へのびていく好意も
たぶん同じなんだと思った

規約も契約書も罰則もないんだ
恋愛なんてそんなもの

効能も副作用もたいていある薬のように
どっちもひっくるめて飲み込めるように
どっちに転んでも割り切れるように
今はただそれにすがればいいんだと
2周間目に考えた
posted by nobu at 02:45|

2017年06月16日

■He tells circumstantial lies.

たくさんの人を見てきた
自分以外のたくさんの人を
自分以外の全てに嫉妬しながら
自分以外の誰かを見下せないかと
自分以上の不幸はないと思いつつも
自分以外の不幸を期待し探しながら

そんな自分でも
自分以外に触れて触れられて
自分以外の成功に微笑んでいて
自分以外の不幸に悲しんでいた

好きって言葉を我慢して飲み込むことも
その人が辛い時は眠らず言葉を返し続けることも
何をやっていても結局
思っていたほど羨ましいものじゃなくって
考えていたほど幸せってわけでもなかった
それでもなぜだか
こういうのも悪くないって思えてた

友達としてって言葉付けを忘れた
好きだよって届くメッセージに
何日も浮かれていた表情と
今日も元気だねって君の言葉に
しばらくでも幸せだったのは
悔しいけれど確かなことだった

君を忘れる努力と
君以外を好きになる努力
どっちが先に達成できるかの競争に
君を嫌いになる努力は入れないようにして
友達のまま終わる選択は考慮しつつ
保身のメッセージを今日も
2、3時間置きに考えている
posted by nobu at 21:55|